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2016年12月からは聖書を読んでの日記です

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義母の葬儀記録 其の四

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前日仙台空港で予約した翌朝出発の飛行機は、
数時間後ホテルに着いた時にはすでに欠航が決定していた。

テレビのニュースでは天候悪化に伴い、
警戒を促すニュースが流れていた。

私たちは大事をとって夕方の飛行機を予約した。
ホテルのチェックアウトは午前10時。
それまでどこで時間を潰そう、、。

前日のトラブルで、
私たちは義母の葬儀でこの地にいることの実感さえなくなっていた。
義母の死を偲ぶ心の余裕もなく、
この先どうやって家まで辿り着くかで頭がいっぱい。

ホテルに時間延長料金を問い合わせると、
宿泊するより高かったので諦め、
私たちは重い荷物を抱えながら歩き始めた。

そうだ、ここへ来る途中の駅にIKEAがあった。
そこで時間をつぶそう。
あそこなら、
きっと休憩するスペースも食べ物もあるに違いない。

葬儀の帰りにIKEAに寄る。
しかし、空港ロビーで一日過ごすよりはマシに思えた。

初めて入るIKEAはとても魅力的だった。
重い荷物を入れるロッカーもあった。
ほんの少しの時間、私たちは義母の死を忘れた。

しかし、30分も店内を見て回るうち、
北欧家具の魅力も薄れてきた。
、、というより、
我が家の北欧住宅のインテリアをコーディネートする気力は、
微塵も残されていなかった。
昼になりIKEAレストランで、
私は249円のカレーと60円のドリンクをチョイスしたが、
疲れて数口しか食べられなかった。

夫が持ってきたノートPCで飛行状況をチェックした。

一時間半後の飛行機に空席を見つけ、
急遽空港に向かった。
仙台は穏やかな天気。
こうなったら一分でも早く自宅に帰りたい。
電車に飛び乗り、
空港駅に着くなり夫はダッシュしてカウンターに向かった。

しかし、その飛行機も欠航が決定。
仙台の空は晴れているのに、
私たちの向かう空港周辺は大嵐らしい。

天候は序々に回復しているようだが、
それから何時間空港ロビーで待っても、
私たちの予約した大手航空会社の飛行機は欠航が相次いだ。
空が夕焼けに染まる頃、夫が言った。
「ずっとアナウンスを聞いていたが、
私たちの航空会社は一機も飛んでいないのに、
S社の飛行機は飛んでいる。
これはもしかして、飛行機の大きさが関係しているのかもしれない。
S社の飛行機は大きい。
これからS社の飛行機に予約変更してくる!」

空港のロビーのソファーに座ってから、
もう四時間が経過していた。
午後五時。
J社の飛行機は欠航した、S社は飛んだ。
もう迷うこと無くS社に変更した。

夕食は夫はまたしても牛たん定食をオーダー。
思いがけず仙台に滞在することになったが、
二日連続、牛たん定食を堪能することが出来たことは幸いだった。

18時台発のS社の飛行機も到着飛行機の遅れから出発が一時間半遅れた。
朝10時に仙台のホテルを出てから9時間以上経過しても、
まだ仙台。
辛かったが、その間親友と携帯メールでやりとりしたことが、
どんなに心の支えになったか知れない。
見知らぬ土地での不安な時間、
私の気持ちに付き合ってくれた親友Yさん。
夫は言った。
「Yさんは私たちの宝だ。
Yさんに出会っただけでも私たちの人生が変わった」
あの寒風吹きすさぶ新幹線のホームでかぶった、
Yさんの編んでくれた帽子の暖かさ。
その時、夫はYさんの優しさに包まれたに違いない。
私も今回の旅でYさんから借りた黒のマントを羽織っていたので、
Yさんの存在をいつも感じることができた。

飛行機の搭乗案内が聞こえた。
ああ、やっと家に帰ることが出来る。

折れそうになる心を気力で振り絞り、
重い荷物を持ってゲートへと向かった。

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