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想定外の父の行動!

Posted by dekoちゃん on   0  0

昨日父の面会に行ってきた。
前回行ったのは三日前。

前回同様、昨日も父は私が声をかけるなり、
「アンタが来るのを待っていたんだ」と、
来ていたワイシャツを脱いだ。

「ああ、、、」と私はため息をついた。

またしてもワイシャツの袖口が、
カフスを境にハサミで切り取られていた。
前回のは安物のシャツだったが、今回のはしっかりとした仕立てのもの。

しかし、これにはワケがある。

父の指はどの指も乾燥してひび割れている。
ざっくりと縦に割れた皮膚はとても痛々しい。
シャツのボタンを止めるたび、
指先に激痛が走る。

特に袖口のボタンは止めにくく、父は苛立ち、
いっそのこと長い袖を切ったら良かろうと思い至った。
切った後のことなど知ったことではない。
誰かがなんとかしてくれるだろう、と思ったのだろう。

そこへたまたま私が顔を出した。
「こうしたら丁度いいの。
アンタなんとかして頂戴」と父はシャツを私に手渡した。

裁縫の知識などない父は縫いしろのことも考えず、
切りの良いところでバッサリギザギザに切っていて面食らったが、
さりとて投げ出すわけにもいかず、
詰め所に行って裁縫箱を借り袖口をまつった。
針仕事など久しくしていなかったので、
まるで中学生が縫ったかのような仕上げになったが、
それでも父は満足した。

そして、昨日もまた、同じように切られた袖口をまつった。

昨日のシャツは特に父のお気に入りで、
一週間着替えもせずに着ていた。
そんなわけで、
食べこぼしがあちこちこびりつき、とても汚れていたので、
着替えるよう促したがダメだった。

施設で生活するようになった当初、
他の入所者の目を気にして毎日着替えるよう言ってきたが、
この頃は父のしたいようにさせている。

夫、息子、父。
みな、家族と言えども別の人格。
本人の意思を尊重し干渉しない。
結局これが皆穏やかに生活するための、
一番の術ではないかと気がついた。
ちょっと前までそばで見てやきもきしていたが、
失敗しても本人の責任。
おせっかいをして苛立つほうが、はた迷惑だ。

カフスのないシャツはおかしいが、
着ている本人は「これで楽になった」と満足している。

そんな父を見て、
私も世間体を気にして生きるより、
私も私らしくのびのびと生活したいと思った。

帰り際、父の指先に軟膏をたっぷり塗り、
持参した新しいクリームを手渡した。
少しは良くなるといいけれど、、。

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